2011年10月23日日曜日

Go journey go.

Ventnor Botanic Garden かわいいCafeを見るたびに、北ちゃんを思い出すよ
  
様々な国のGarden                             

THE NEW ZEALAND GARDEN 寺ちゃんとどこかの国でワイン飲みたいなぁ


Ventnorの海 小さなあいちんもこの景色を見てたのかしら
                                         

 
イギリスに来て、三ヶ月が経過。


一ヶ月目はロンドンにめろめろだった。二ヶ月目は働き出してがむしゃら。そして三ヶ月目、やっと日々を振り返る余裕が、少しできた。

「とりあえず三ヶ月・・」なんて言うけど、あながち否定できない。このたった三ヶ月の間に、何度となく味わったことのない感情を経験した。自分が思ってたより弱いことを知って、そしてやっぱり逞しいことも。


「28歳 留学 不安」

来る前はふと気づいたら、こんなキーワードを検索してしまう時があって。しかしGoogleで同じような不安を抱える人は果てしなく見つけることができても、やはり自分の答えはそこには当然なく。もともと私はものすごく慎重で、いつも無駄に先のことばっかり考えているし、だからこそずっとずっと海外に出たい気持ちがあったけれど、今になったのだと思う。


「今さら何をしに行くの」「帰ってきたらどうするつもり」
もし周りに、これから自ら海外へ出るaround30,over30がいたら、この手の質問はしないだろうなぁ。社会人を経て海外へ行くひとたちが、こういった自問自答と何回も何百回も戦い続けていくのがわかるから。

いわゆる安定から、一歩外に出ることは本当に勇気がいる。その安定だって、よく考えれば決して確実なものではないのだけど。


正直なところ、私は英語を扱えることにものすごく憧れて憧れて仕方なく、やっと諦めきれないことに気づいて、今ここに。外国でひとり、生活してみたかったの。

もう焦がれすぎてどこか卑屈になってたと思うくらい。関心がないふりをしたり、英語が話せるなんて海外で暮すなんて、たいしたことないって思いたいくらいに、愛しすぎてにくい状態でずっと諦める方法を探してた様な気がする。もちろん憧れに伴う努力ができない自分を、どうにか正当化したい怠け根性もあって。

転勤族であったことや、親の国際結婚、姉のボーダレスな交友関係により、比較的外国人が出入りする家庭環境であったけれど、その度に「話せたらなぁ」と憧れて、「話せない・・」とまた皮肉になって。理想が高い分、中途半端な英語すら話したくなくてむしろ敬遠。色んなチャンスがあったのにもかかわらず、素直になれなかった自分は本当に面倒くさい人間だとつくづく思う。

けれど20代も残すところあと2年となって、「ああ、こうやって卑屈でい続けるのはいやだなぁ。魅力的じゃない」とやっと、向き合うことに。

そして今ね。

もう毎日けちょんけちょんなのです。今まで避けてきた、恥をかくことだったり、自分の努力の足りなさ、知識のなさを気づかされたり、根拠のないプライドもぽっきり折れて、それはそれは空しい気持ちになる。

けれども、やっと正直に自分のだめなところも、憧れてることも言えるほどに、楽になったよ。
勉強したい、上達したい、できる人を本当に尊敬できる、憧れる、すごく。悔しがることすら格好悪いと思ってた気がするけど、ものすごく毎日悔しい。

こんな気持ちになれただけでも、来てよかったと本当に思えるのです。

もとはといえば、やりたいことを頑張ってる周りのみんながキラッキラしていて、それが本当大きな励みになったよ。「いい財産になるよ!」て、やさしい言葉にとても救われた。

私の場合はたまたま対象が「外国」だったけれど、みんなそれぞれ自分のジャンル、‘お店をやりたい’とか‘世界を叉にかけたい’とか‘家庭がほしい’とかとか・・自分の見たい景色を見ることがなにより視野を広げるのかもしれない。

学生から社会人、社会人からまた別のステージ・・いつも大きな変化が伴うときは、思いっきり鼻を圧し折られる。何度も何度も。だからこそ、そのショックをつよさに変えてよわき者に歩み寄れる、やさしい人間になりたいなぁ。

成長する植物を見ながら、しみじみ、そう感じた三ヶ月目です。



Special thanx...YUKO しょんぼりしてるとき、日本からCDとアメトークのDVDが届いた。まさかこの島で高田純次を見て爆笑するとは思わなかったよ・・ありがとう、ほんと最高!!!!!!!!!

  
Let's walk whenever my fancy takes one...


2011年10月9日日曜日

Laugh and grow fat.

ポテトコロッケ・・
Cornish Pasty ケーキがカスタードに溺れてる・・パイの中はポテト

ポテイト・・  

Jacket Poteto・・・!!!!!!


日々の食事・・・・・・・


イギリスと肥満、肥満と私、そしてイギリスにいる私。危険すぎる。イギリスの豆とポテト率の高さはうわさ程度にしか考えていなかったけれど、本当に米くらい当たり前にそこに在る。現在、職場から食事が提供されている為(つまりおじいちゃんばあちゃんも同じ食事ね・・)典型的な英国食生活の私。ヘビー。お皿もからだも重い。胃にくる。でも食べる。


だって、おいしい。。。。

「ごはんが・・」と言われるイギリスでおいしい食事を頂けるのはものすごく幸せなのだけど、ともかくヘビーで食後、罪悪感じんわり。。。そもそも私・・生クリームとかピーナツバターとか飲める位すきなわけで(きもちわるいでしょ・・)、喉が焼けるような輸入菓子もむしろすき、毒々しい色のスイーツにもそそられる。。和菓子も。その上、激辛もジャンクフードも多国籍も肉も魚も野菜も、甘すぎるお酒も喉を焦がすショットも。。ある意味、食に関しては無宗教の極み。

オーガニックとか無添加とか無農薬とか安い高い以上に、おいしくて楽しい食事てなんて心を満たすの。。

しかしながら、こんな私ですら・・やばい・・・てなるくらい肥満大国The United Kingdom。お年寄りの健康診断に立ち会った際、100㌔以上のひとが珍しくないくらい多くてとても驚いた。90歳以上で100㌔以上、日本の高齢者にはなかなかいないのでは。道行く人々を見ても体の大きい人は本当に多い。スリムな人の方が逆に目に留まる。特にカントリーサイドはよりその傾向があるかもしれない。

ドリンクにいれる砂糖の量だとかコンフレークにぶっかける砂糖の量だとか、はたまたパンにのせるバターやジャムの量・・やまもり。クッキーにバターをこんもりのせて食べてるのを見たり。バターはましてや塗るものじゃなく、食べるもの。具。スーパーマーケットのお菓子売り場もすごい・・。私にとっては全てが紀ノ国屋や成城石井みたいで心躍るのだけど、手にとった瞬間にその重さとでかさと安さに、色んな意味で苦しむ。

こちらでは肥満により膝にきてるケースは非常に多く、施設でも人をつりさげて移動させる機械や椅子から立たせる装置だとか様々ある。もはや人の力では支えられないの。それでもこのヘビー3食+山盛りスイーツ(Tea timeが数回・・)。。。表面上はパラダイスだけど、私はクレーンでぶーんとつりさげられてるおばあちゃん見てものすごく、「明日は我が身・・」と怖くてたまらなくなって翌朝走ってしまった。

それでもって、日本で私が走っていようものなら、いかにも痩せようとしてる人にしか見えないわけだけど、こちらでは「そうやって細いカラダをキープしてるのね~」なんて言われる始末。。。。あまりにもスキニー・・とかベイビードール・・とかマイリトルフレンドなんてじいちゃんばあちゃんに言われるものだから、うっかり海外での苦労で激やせでもしたかと思ったけど。。

しっかり太ってるし・・・・・・・・これキープしたいわけないし。。。。誰かにでぶって言われたい。今まで‘おいしい’だけを追求してたけど、こっちに来てから健康や栄養についてものすっごい考える。。


現在イギリスの肥満は社会問題にもなっていて議会でも取り上げられているそう。なにせ、世界三大肥満国アメリカ・メキシコに続いてNO.3・・・・ちなみに経済協力開発機構(OECD)加盟35ヶ国の中で日本は一番肥満人口が少ない、誇らしいよニッポン。健康は生命の基本、基本はとても大切。

前回、階級社会について触れたけど食からも垣間見ることができる。裕福な人たちはそれこそ外食やバランスの整った高い食材が手に入るのに対し、いわゆる「太る食べ物」は本当に低価格で手に入る。パン、お菓子、冷凍食品、芋、ジャンクフード。実際に裕福な人たちは比較的スリムで健康思考、砂糖やパンは茶色い方しか使わないとか「質」にこだわる傾向にある。このような意味でもイギリスで「スマートに自分を見せる(両方の意味でね)」ことはやや色んな思惑を含むのね。。。

タニタの社員食堂改革が必要だなぁ。わかめやすまし汁・・恋しい。

それこそタバコの箱に「がんになります」とか「寿命を縮めます」てこんな書いてあるなら、この異常に大きい冷凍食品やスナック菓子にも「心臓病・糖尿病はすぐそこ」とか書いたらいいのに。。増税するとか。そうやって対策を施しても、やめない人は絶対やめないのだから。

毎日、もう(食べても)いいかぁ・・て気持ちと、いやよくない!て気持ちと戦っていて、たまに負けてばか食い、一口目が異常に幸せ。帰国してから、やせたい・・て四苦八苦する自分が目に見えてて、考えるだけで面倒なのです。。。


世界一の肥満大国にいながらストイックなサラ・ジェシカ・パーカー・・・尊敬するわ・・

Laugh and grow fat.-笑う門には福来る