THE NEW ZEALAND GARDEN 寺ちゃんとどこかの国でワイン飲みたいなぁ
イギリスに来て、三ヶ月が経過。
一ヶ月目はロンドンにめろめろだった。二ヶ月目は働き出してがむしゃら。そして三ヶ月目、やっと日々を振り返る余裕が、少しできた。
「とりあえず三ヶ月・・」なんて言うけど、あながち否定できない。このたった三ヶ月の間に、何度となく味わったことのない感情を経験した。自分が思ってたより弱いことを知って、そしてやっぱり逞しいことも。
「28歳 留学 不安」
来る前はふと気づいたら、こんなキーワードを検索してしまう時があって。しかしGoogleで同じような不安を抱える人は果てしなく見つけることができても、やはり自分の答えはそこには当然なく。もともと私はものすごく慎重で、いつも無駄に先のことばっかり考えているし、だからこそずっとずっと海外に出たい気持ちがあったけれど、今になったのだと思う。
「今さら何をしに行くの」「帰ってきたらどうするつもり」
もし周りに、これから自ら海外へ出るaround30,over30がいたら、この手の質問はしないだろうなぁ。社会人を経て海外へ行くひとたちが、こういった自問自答と何回も何百回も戦い続けていくのがわかるから。
いわゆる安定から、一歩外に出ることは本当に勇気がいる。その安定だって、よく考えれば決して確実なものではないのだけど。
正直なところ、私は英語を扱えることにものすごく憧れて憧れて仕方なく、やっと諦めきれないことに気づいて、今ここに。外国でひとり、生活してみたかったの。
もう焦がれすぎてどこか卑屈になってたと思うくらい。関心がないふりをしたり、英語が話せるなんて海外で暮すなんて、たいしたことないって思いたいくらいに、愛しすぎてにくい状態でずっと諦める方法を探してた様な気がする。もちろん憧れに伴う努力ができない自分を、どうにか正当化したい怠け根性もあって。
転勤族であったことや、親の国際結婚、姉のボーダレスな交友関係により、比較的外国人が出入りする家庭環境であったけれど、その度に「話せたらなぁ」と憧れて、「話せない・・」とまた皮肉になって。理想が高い分、中途半端な英語すら話したくなくてむしろ敬遠。色んなチャンスがあったのにもかかわらず、素直になれなかった自分は本当に面倒くさい人間だとつくづく思う。
けれど20代も残すところあと2年となって、「ああ、こうやって卑屈でい続けるのはいやだなぁ。魅力的じゃない」とやっと、向き合うことに。
そして今ね。
もう毎日けちょんけちょんなのです。今まで避けてきた、恥をかくことだったり、自分の努力の足りなさ、知識のなさを気づかされたり、根拠のないプライドもぽっきり折れて、それはそれは空しい気持ちになる。
けれども、やっと正直に自分のだめなところも、憧れてることも言えるほどに、楽になったよ。
勉強したい、上達したい、できる人を本当に尊敬できる、憧れる、すごく。悔しがることすら格好悪いと思ってた気がするけど、ものすごく毎日悔しい。
こんな気持ちになれただけでも、来てよかったと本当に思えるのです。
もとはといえば、やりたいことを頑張ってる周りのみんながキラッキラしていて、それが本当大きな励みになったよ。「いい財産になるよ!」て、やさしい言葉にとても救われた。
私の場合はたまたま対象が「外国」だったけれど、みんなそれぞれ自分のジャンル、‘お店をやりたい’とか‘世界を叉にかけたい’とか‘家庭がほしい’とかとか・・自分の見たい景色を見ることがなにより視野を広げるのかもしれない。
学生から社会人、社会人からまた別のステージ・・いつも大きな変化が伴うときは、思いっきり鼻を圧し折られる。何度も何度も。だからこそ、そのショックをつよさに変えてよわき者に歩み寄れる、やさしい人間になりたいなぁ。
成長する植物を見ながら、しみじみ、そう感じた三ヶ月目です。
Special thanx...YUKO しょんぼりしてるとき、日本からCDとアメトークのDVDが届いた。まさかこの島で高田純次を見て爆笑するとは思わなかったよ・・ありがとう、ほんと最高!!!!!!!!!
Let's walk whenever my fancy takes one...