冬の港。朝7時もまっくら...
一体、いつ一月が終わり、二月が始まり、バレンタインデーも過ぎたの....
本当に暗くて長いイギリスの冬。まっくらな朝に、霜の降りた草の上をひたすらにしゃくしゃく悶々しゃくしゃくしてたら、もう二月まで終わろうとしている。そして最近やっと、日が延びてきたと同時に、沸々と、あれもやらなきゃ..これもだ....あと...そうだ、動こう!!と、旧正月に合わせてスタートダッシュをきった。
でてきた朝陽
もうすぐ東日本大震災から一年。地震発生当時は東京に居て、今はこうして海外にいる。
こういった立場で、震災の話題に触れること自体がとてもおこがましい気持ちであるけれど、「イギリスにおける日本の震災に関する報道」を、情報としてお伝えします。
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3月11日午後2:46 東日本大震災/英国の新聞・雑誌 各社が表紙一面で報道
THE SPECTATOR 19.3.2011
‘被害の甚大さにもかかわらず、日本から見えてくるものは絶望ではなく、驚異的な平静さである’‘津波被害を受けた日本の人々より、原発問題に関心を寄せる諸外国の方がヒステリックな反応を示している’
THE ECONOMIST 19.3.2011
‘(日本人は)驚くほどたくましい’‘日本人の本災害における反応に対して世界から尊敬の目が向けられることで、日本がこれまで最も必要としていた自信を回復させるかもしれない’
THE INDEPENDENT 16.3.2011/13.3.2011
‘根性’(漢字一面表紙)
‘がんばれ、日本。がんばれ、東北。’(日本語で表紙面表示)
DAILY MIRROR 18.3.2011
‘日本、みなさんは一人じゃない’(日本語で表紙面表示)
THE SUN 12.3.2011
‘幸運である私たちは、お見舞いの言葉を送る以上のことを、日本に対して提供するべきだ’
THE DAILY TELEGRAPH 14.3.2011
‘(これまでの日英関係では色々あったが)これらの歴史をどのように見ようとも、日本に対するあらゆる助けが求められていることは間違いない’
THE TIMES 14.3.2011
‘困難なときこそ団結するのが日本社会である。日本の政治家たちは、日本の友人たちの協力を得るのに十分なだけの決断力と慈愛を見せた’
他多数、THE OBSERVER,THE METRO,DAILY MAIL,THE WEEK,NEW STATESMAN...
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各国での日本の震災報道が減ってきたとはいえ、2月19日のTHE SUNDAY TIMESでは中一面で復興状況における記事が掲載されていた。
私は去年、友達の結婚式で4月にグアムへ、5月にハワイへ、そして7月にイギリスへと渡ったわけだけど、どこの国に行っても現地の方から震災に関して言葉を頂いたし、どこの国でも在外邦人・現地人の方々のチャリティー活動を目にした。そして現在、イギリスの小さい島で生活し尚且つ震災から一年経とうとしている今でも、日本から来た私に「震災は...」と思いやりのある言葉をかけてくれる外国人が多いことに、正直おどろいているし、頭が上がらない。
今まで、なんて多くのことを他人事の様に考えてきたのだろ。今の私は、どこの国の誰に会っても、自分がかけてもらった様な言葉は決して出てこないな、何も知らなさすぎる。こういった環境になって初めて、新宿を練り歩いていた沖縄基地に関するデモ行進だとか、国連大学の前で何かを必死に訴えていた外国人の方々とか、そこを無表情の無関心で通り過ぎていた自分がフラッシュバックしている。
それでもって去年の八月にロンドン各地等で起きた大暴動についても、私はイギリスにいたにもかかわらず、日本の家族や友達からの「大丈夫?」という連絡で知った。
どこかの国の誰かに、一声かけられるくらいの知識はほしい。それが何かしら物の見方を変えていく入り口になるのかな、と思う。
イギリスで何度も何度も再放送?されている東日本大震災のドキュメンタリー。日本語/英語。ここで、漁師の妻と娘が「津波があって、船が流されて、それでも海がすきで、次の船も予約した」と話す姿が忘れられない..
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